1) Willy Lagerweij vs Melvin Geutskens
2)Hermann Maree vs Sjaak van Ijsden
3)[UK]Danny Rushton vsDave v/d Veen
Dannyの相手は、昨年10月の大会でLee Hasdellと闘ったDave v/d Veen。その時の闘い振りからみて、Daveは基本的に寝技が得意ではなさそう。
開始直後にDannyがDaveの腕に巻きつき秒殺かと思ったが、なかなか決めさせてもらえない。ロープ際でブレイクになり、その後は打撃戦が繰り広げられ、DaveのTKO勝ち。
4)Jeffrey Heijm vs Brian Lo-A-Njoe
5)Big Mo T. vsRob van Esdonk
6)[UK]Lee MacGuiness vsSander Mackilljan
チームUK2人目の登場はLee選手(馬じゃない方)。相手は2m4cmの長身Sander(98年に金原選手と対戦)。彼には昨年の大会の時に インタビュー を試みたが、試合を見るのは今回がはじめて。
個人的にややSanderよりで試合を観戦する。Sanderが強いのかLeeが弱いのか、とにかく試合は一方的。Leeのロングディスタンスタックルが決まる所を見たかったが、KOされてしまった。
7)Yasuhito Namekawa vsWilly Peeters
旅の疲れのせいか、動きが悪い滑川選手。打撃で打ち合うが、ピータースの方が勝っている。タックルに行っても、すべて処理されてしまう。ピータースはまだまだ大きな壁みたいだ。引退するってホントなのか?
8)[UK]Chris Watts vsAllister Overeem
オーフレームは兄同様にいい選手。これからが楽しみ。
9)Hiromitsu Kanehara vs Valentijn Overeem
やっとこのへんから試合が面白くなってきた。試合の主導権は、オーフレイムが握っていたが、冷静な金原選手はオーフレイムの隙を狙って、鳩尾にパンチを一発。金原選手のKO勝ち。
10)Ranaldo Rijkhoff vs Peter Verschuren
これはいい試合だった。2人ともかなりの技術を持っている。顔を忘れてしまったのが、残念。
11)World Title Fight
Gilbert Yvel vs Joop Kasteel
チャンピオン・アイブル カステルは国民的人気といっていいほどで、会場の中にいるほとんどの人が大声援を送っていた。
アイブルはキャリアは浅いが、昨年のセーム・ショルトを破った試合の印象が強く、彼に対する認知度も高まってきている。また、昨年4月の大阪大会での高阪戦はすごかった。試合の方は殴り合い、蹴り合いで壮絶だった。主導権はアイブルが握っていて、彼は引き下がる事を知らない。
途中カステルの頭部にアイブルがエルボーをしたのをレフェリーが注意。しかし、アイブルはエルボーパットをしていたのだが・・・。
ルールが違うのかレフェリーのミスか分からなかったが、パットをはずし、気を取りなおし闘うアイブル。最後はTKOでアイブルが勝利。初代チャンピオンになったアイブル。ベルトが増えるのは基本的にキライだが、RINGSのタイトルマッチを日本でしか行われていない現状を考えると仕方ないのかも・・・。
全体の感想としては、会場が良かった。5ヵ所にスクリーンが設置され、どこの席に座っても、状況が確認できた。大物ゲスト登場。アーツ、ホースト、ゴルドー。
アーツは日本語で挨拶をしてくるフレンドリーな人。進行も良かったし、オランダの観客は目が肥えている方だと思う。日本人が試合に勝っても、ブーイングはなく、勝利者を称える姿勢がある。さすが格闘技王国だけある。オランダの選手はセンスが良い。
もちろん戦いのセンス。どんどん日本やアメリカなどのイベントに出ていって、格闘技王国オランダのイメージを定着させてほしい。